「なんだか歯がしみる」「歯ぐきが腫れている気がする」などの理由で歯科を受診するとき、お薬手帳を持参していますか?
マイナンバーカードを通じて、病院側が見ることのできる服薬情報はシステムの導入状況によっては反映にタイムラグが生じます。「先週薬が変わった」などの場合、内容を確認できないことがあります。また、お薬手帳には、飲み薬だけでなく、注射薬や過去のアレルギーの情報などの重要な情報が詰まっています。
体の状態に問題がなければその日のうちに可能な治療でも、お薬手帳が確認できないために次回の処置になることもあるかもしれません。定期的に血液検査を受けていれば、その結果などもあるとよりスムーズに治療を受けられるでしょう。
また、処方された薬はみなさんの体のために医師が必要と判断して処方している大事なものです。医師の許可なく歯科医師が勝手に中断することはありません。歯科の治療前に自身の判断で薬の服用を休止するのも控えましょう。
歯の治療にも、麻酔薬をはじめとしてさまざまな薬を使用します。それぞれ飲み合わせの確認も必要です。虫歯の治療にお薬手帳?と思われるかもしれませんが、何よりも大切なのは患者さん自身の安全です。一人一人に応じた安全で確実な医療を届けるために、歯科受診の際もお薬手帳を忘れずに持参してください。
(鹿児島県歯科医師会 広報委員会 島香澄)
安全な治療のため持参を お薬手帳
