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定期検診受ける契機に 歯と口の健康週間

 皆さんは「歯と口の健康週間」を知っていますか。歯と口に関する正しい知識の普及と、歯科疾患を予防するための適切な習慣の定着が目的です。併せて、疾患の早期発見・治療を徹底することで歯の寿命を延ばし、健康の保持・増進に寄与することを目指しています。

 その歴史は古く、1928年に日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで64日に「虫歯予防デー」を実施したことに始まります。その後、64日からの1週間を「口腔衛生週間」と制定。58年に「歯の衛生週間」と改称し、2013年に現在の「歯と口の健康週間」になりました。

 歯科医療が発達していなかった時代は、歯の痛みを和らげるには、抜歯のほかは祈るしかなかったようです。全国各地には「歯の神様」として信仰されている神社があります。鹿児島県歯科医師会では毎年64日、「歯の神様(はのかんさあ)」として知られる鹿児島市の松原神社で「歯の感謝祭」を行っています。

 この時期は県内各地で、関連する図画ポスターや標語コンクールの作品展示、無料の歯科相談・健診など、さまざまな催しが実施されます。イベントの詳細については県歯科医師会ホームページに掲載予定です。ぜひ近くの会場に足を運んでください。

 6月4日が近くなると、歯と口の健康に関する話題がさまざまなメディアで取り上げられます。定期的に歯科検診を受けていない方には、これを機に年1回の受診をお勧めします。

 

(鹿児島県歯科医師会 情報・対外PR委員 林 清人)

定期検診受ける契機に 歯と口の健康週間
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