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口腔機能の衰えを発見 お口元気歯ッピー健診

 「お口元気歯ッピー健診」は、鹿児島県後期高齢者広域連合が7680歳になる方を対象に実施している無料健診です。対象となる方は6月に案内(受診券・問診票)が届きます。県内の歯科医療機関へ直接電話予約を行い、受診券・問診表を持参して受診します。

 受診機関は対象年度の61日から翌年の131日までです。むし歯・歯周病、入れ歯の適合状況などの口腔内検査や嚥下、咀嚼力などお口の機能全般のチェックも行います。総入れ歯の方や通院中の方も受診できます。

 フレイル(心身の機能が低下した状態)は口腔機能が衰えるオーラルフレイルから始まり、要支援・要介護状態へとつながっていきます。お口の機能の検査も行う「お口元気歯ッピー健診」は、健康寿命を延ばすためにも重要です。

 県歯科医師会は、行政と連携して普及啓発を行っていますが、受診率の低さが課題となっています。2020年度からコロナ禍により受診率が低下し、現在は徐々に回復傾向にありますが、県内において対象者の約9割が未受診となっています。

 また、各市町村が実施する「歯周病検診」の受診率も県平均で約10%にとどまっています。むし歯や歯周病などの口腔内の疾患のみならず、オーラルフレイルを早期に発見することは、生涯健康に過ごすためにも重要です。

 かかりつけ歯科医院での定期健診と「お口元気歯ッピー健診」「歯周病検診」をより多くの方に受診していただきたいと思います。

口腔機能の衰えを発見 お口元気歯ッピー健診
haikei