歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール

歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール(主催:日本学校歯科医会

平成29年度は、鹿児島県下の市郡歯科医師会を通して46作品の応募がありました。8月25日(金)に鹿児島県歯科医師会館にて審査が行われ、鹿児島県代表5作品が選ばれました。県代表作品は日本学校歯科医会の同コンクールへ出展いたします。

  <審査講評:鹿児島県総合教育センター 福森真一 研究主事>

選考の基準

  1. 歯・口の健康づくりを通じ、生涯にわたって健康な生活を送るとともに、健康な社会の形成に貢献できるような内容。
  2. 教育上不適切な表現・描写、人によっては不快感を抱かせるような表現・描写のないこと。
  3. むし歯の予防を訴えるだけでなく、歯肉の健康、よく噛むことの大切さなど食を通した歯・口の健康づくりや口腔機能の健全育成、望ましい生活習慣の形成、 歯・口の外傷予防の大切さを訴えるなど、歯・口の健康づくりを通じて生涯にわたり健康で安全に生活するための習慣や態度の育成に寄与する内容であること。
  4. 子どもらしさがあり、のびのびした表現であること。
  5. 歯・口の健康が全身の健康に欠かせないものであることや、歯みがきを含め正しい生活習慣を身につけることが大事であることを訴えるもの。
  6. 表現したいことを適切に伝えるために色や絵の構成に工夫がされていること。

応募の際の注意事項

  1. 特定の歯科用品名・商品名の記載のないこと。
  2. 「虫歯」ではなく、ひらがなで「むし歯」と記すこと。
  3. 他の団体の主催するコンクール等に応募していないこと。
県代表作品

幼稚園の部

 湧水町立吉松幼稚園  松原 麗亜 さん
幼稚園の部

画面いっぱいに大きく開けた口に、白い歯が並び、大きな歯ブラシとコップをかきこみ、この年齢期の子どもたちがイメージする歯みがきを素直に表現できた作品です。

 オレンジ色の色画用紙を選んだことにより、明るい雰囲気をつくれたことに加え、白いクレパスを白色として使用して、リズミカルに伸びやかな線で白い歯を表現することができています。

 また、作者にとって最重要な歯ブラシは、赤と紫のクレパスで迷いなく大胆に線描することができました。

更に、単色で濁りのない水彩絵の具で一塗りしたことでさらに線描が美しく表現されています。

小学校低学年の部(小学校1年生~3年生)

枕崎市立桜山小学校 3年 今給黎 柾宗 さん
小学校低学年の部(小学校1年生~3年生)

【 講 評 】

奇をてらうことなく、歯の治療の様を素直に表現しており、作者の誠実な人柄が伝わってくるとても好感のもてる作品です。

 作者はイスに座ったところから、実によく観察しています。11時5分を指す時計、すぐ近くに置かれた器具、ライト、向こうの部屋・・・そして斜めから自分の歯をのぞき込む歯科医の真剣なまなざし。

イスに座る自分の表情からは緊張感も伝わってきます。

 黒いクレパスで一気にかかれた線と、丁寧に淡い色合いで彩色された水彩絵の具により様子が伝わってきます。

背景の暖色の点描が暖かさを表出しており、歯科医の優しさを伝えているようです。

小学校高学年の部(小学校4年生~6年生)

奄美市立朝日小学校 5年 永岡 佳純 さん
中学校の部

【 講 評 】

三世代の家族みんなで検診に行く様子を実に生き生きと明るく表現した作品です。

5人の人物は全員が笑顔。診察している歯科医も笑顔。その理由は白く輝く歯の表現に加えて、「だいじだよ、むし歯なくても検しんは」のキャッチコピーにより、見る者にしっかりと伝わってきます。

ペンによる確かな線描と水彩絵の具による丁寧な彩色の上から、クレパスによる仕上げを行うことにより独特の柔らかく温かい雰囲気が表現されています。

また、画面全体に人物を配置した上から文字を貼って表現することにより、画面構成の強さを失うことなく完成させることができています。

中学校の部

姶良市立加治木中学校 3年 福山 玲奈 さん
高等学校の部

【 講 評 】

「歯の健康」を「おいしさ」とのつながりからイメージを広げて構成した、大変ユニークで美しい作品です。

無駄な部分を省き簡略化した野菜や果物のみずみずしく美しい表現からは、食物本来のもつおいしさが伝わってきます。

その食物を包む白と水色と青色で構成された清涼感のある帯が、傷一つない輝くばかりの美しい歯と食物を結びつけ、見る者に歯の健康とおいしさのつながりを明確に伝えています。

水滴の美しい陰影の表現や、七色の泡、視線を引き込むねじれの表現など細部まで美しく仕上げられており完成度の高い作品となっています。

高等学校の部

特別支援学校の部
今年度対象者なし

特別支援学校の部

姶良市立山田小学校 2年 角野 琉空 さん

【 講 評 】

 

歯みがきの様子を画面いっぱいに表現した迫力のある作品です。

クレパスで力強く線描されており、特に歯や目、鼻、まゆ毛など迷いのない線で大胆に表現されています。

特に歯は、水色のクレパスで形をとらえた後に、白いクレパスで丁寧に彩色されており、作者の美しい歯への思いが伝わってきます。

また、歯ブラシでしっかりと磨くことを表現するために、歯ブラシのブラシの部分と握りの部分の角度を工夫し、自分なりの表現をすることができています。

外に追い出されて涙するむし歯菌の表現と合わせて作者の思い描いた物語が伝わってきます。