歯のはなし

電動歯ブラシ 軽量化で使いやすく

 近年、歯周病が、全身にも悪影響を与えることがわかってきました。全身の健康を守るためにも歯磨きが重要です。歯周病を予防するために、毛先を使ってプラーク(歯垢)を除去しましょう。

 最近の磨き方の主流は、歯面にブラシの毛先を当てて、小刻みに左右に動かす方法です。歯面に対して45度の角度で毛先を当てるのが「バス法」で、直角に当てるのが「スクラビング法」です。セルフケアでプラークがしっかり取れると、最初は歯肉から多少血が出ても、2週間も続ければ歯肉が引き締まるのがわかります。歯磨きだけでも充分な効果があります。

 最近では電動歯ブラシを使っている人も多いでしょう。電動歯ブラシの良さは、磨いた後の歯面のつるっとした感覚です。手磨きではそこまでなめらかな感覚は難しいかもしれません。

 以前の電動歯ブラシは、重くて使いづらいという理由から、手磨きが勧められていました。手磨きの歯ブラシは軽くて取り扱いやすく、さらに指先で軽く持つペングリップという持ち方は、歯の奥や裏側など、場所にあわせて簡単に角度を変えることができます。

 電動歯ブラシは、毛先が歯面にきちんとあたればしっかり磨けますが、以前のものは、重くて、握力の弱い方や高齢の方には扱いづらいものでした。その結果、介護の現場など、第三者が歯磨きを介助する際などに勧められていました。

 最近の電動歯ブラシはずいぶんと軽くなり、グリップも細く持ちやすくなりました。手磨き用の歯ブラシと同じ感覚で使えるようになれば、手磨きで10~15分かかるところを、もっと短時間で済ませることもできるでしょう。使い勝手が進化すれば、高齢の方やお子さんまで全ての年齢層で使えるようになることが期待できます。

 

(鹿児島県歯科医師会情報・対外PR委員 政 信行)

hanohanashi1812.pdf
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